国立音楽院は、「音楽が好き」その気持ちを尊重して入学に際して、学力テストや楽器の実技試験は行っておりません。また、入学する頃はまだ音楽に関わりたいというぼんやりとした希望を持った生徒が大多数です。だからこそ、具体的に授業に出て体験することで自分にあった仕事を見つけ出し、卒業後に学んだ技術を活かしてしっかりと社会と結びつく、この目標に向けて、一人ひとりやりたい授業を自由に選択して時間割を組んで学べる環境を整えております。

国立音楽院はサポート校として、通信高校と提携しておりますのでダブルスクールをすることで、高等学校卒業資格もしっかりと保証します。平日は中・高等部専用の一般科目を指導する授業を開講しております。通信高校の在宅型は、年に何度か在籍する通信高校にスクーリングするだけで、基本的にはレポート提出をすることで単位の取得が出来ます。生徒の学力レベルは様々ですので、そのレポート作成に必要な学習指導を個別でサポートしております。最低限の学習をする生徒から音楽大学を目指す生徒まで、必要に応じた指導が可能となっております。

中・高等部も自由に授業が選択できます。時間割から授業を選択して自分カスタムの1週間を組み立ててもらいます。 登校日数も週1回から始められますし、週7日学校に来て、授業を受けたり、自習室で作曲したり、楽器を演奏することも出来ます。 ※技術系学科（ヴァイオリン製作/ピアノ調律/ギタークラフト・リペア/管楽器リペア）は別途工具代が必要となります。

小・中学校は義務教育ですので地域の学校に所属している必要があります。しかし、実際には学校に通えない理由がある生徒がおります。お家から出ることが出来なくなっている生徒もおります。そこで国立音楽院はフリースクールとして悩みを抱える小・中学生の受け入れもしております。好きなことをマイペースで学べる環境なので、それぞれ自分の好きな授業を受講して次に必要な要素が見つけ、自分の得意を活かして社会と繋がる事を最終的な目的地としております。