ビジュアルは然ることながら、楽器としてのギター・ベース製作を突きつめるために、1.2年は木工の基本を重視した指導で、3年目に自由製作がスタートする仕事を目的とした製作・修理の実習を進めております。
「自分の思い描くギター・ベースを作りたい」そんな気持ちで入学されるが多数いらっしゃいます。
そんな夢を現実にする為には、やはり木工の基本を学ぶことが最短距離になります。
年齢も音楽経験も違う生徒が集まる製作の授業は、自分のペースで作業を進めることが効率的に感じますが、 少人数のグループで学ぶ特性として、自分がしない失敗を見ることが出来たり、自分自身の長所と短所が明らかになってきたりします。 得意は伸ばして、不得意は何度も復習する。その反復作業が技術を向上する上では大変有効的なのです。
木の特性から電子回路まで、幅広い知識を製作の実践と共に学んでいきます。
工業用の大型機械からジグといわれる特殊な道具の製作まで、ギター製作する上で必要な道具に携わりながら「安全第一」怪我をしない為に一人ひとり作業を講師がチェックしながら授業を進めていきます。
切る・削る・穴を開けるなど木工の基本を修得しながら、1年生はギター、2年生はベースを製作しながら修理や塗装にも必要な技術を学んでいきます。 1.2年生で学んだ基礎を踏まえて、3年生で自由製作に取り掛かります。緻密で性能の高い楽器製作を目指します。 その他、サウンドメイクなども同時に学ぶことで、プレイヤーの立場に即した製作・修理を心がけることが可能となります。
宮城キャンパス内に設置する楽器工房のアシスタントとして、売り上げ管理や楽器販売の販路拡大など、独立する時にも役立つ学びが出来ます。ギター製作を具体的に3年間勉強した上で、専門分野を掘り下げれば、修理工房などへ即戦力として送り出すことも出来ます。
分類 | 学科目名 | 学科概要 | |
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必須 | 実技 | > 実技レッスン一覧から選択してください | ワンツーワン方式で行う楽器の実技レッスン 受講生の目的に適した指導講師が各自のレベルや志向に合わせて指導します。 将来の資格取得や目標を見据えた楽器を履修してください。 |
科目 | ギタークラフト・リペア製作実習 | 伝統あるギタークラフト・リペア技術の修得。実技重視の少人数制指導。 | |
選択 | 科目 | オープンシラバス - 自分が好きで学びたいことを全授業の中から選択 > オープンシラバスの詳細 |
ギター製作は木工の技術が基礎となります。国産の木は楽器に向いていないといわれますが、日本は森林国で加美町でも林業従事者が少なく山が荒れている状況です。 音楽も元々は自然の偉大さを讃えるための要素を含んでおりました。自然と向き合うことで音楽へのインスピレーションが湧き楽器製作や楽曲製作に繋がっていきます。 都会では出来ない、林業や農業と音楽をかけ合わせたライフスタイルを宮城キャンパスからご提案したいと思っております。